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十頭森八幡宮

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名称八幡宮はちまんぐう [通称:十頭森八幡宮とうどのもりはちまんぐう
所在静岡県富士宮市青木字見崎原1155
主神応神天皇
創建不詳例祭10月17日
社地418坪神紋三つ巴(本殿)
社格旧村社摂末疱瘡神社 稲荷神社
神徳交通安全・災難除けほか
交通JR西富士宮駅より北3km 駐車場無
  1. 由緒
  2. 境内概要
  3. 写真
  4. 関連リンク・参考文献

旧青木村の村社

三つ巴

青木は江戸時代、青木村と青木寄合村(阿原口村)に分けられていた。八幡宮は、昔風にいえば青木村の村社にあたる。江戸後期の諸地誌に「十頭森八幡宮」などと載り、古老はいまでも在地を十頭森(とうどのもり)と呼ぶそうだ。

宝永年間に遷座か

『富丘村誌』を引くと、もとは字西ノ山の八幡山中に鎮座していたが、宝永年間(1704~10)に現在地へ遷座したという。

この辺りの地理に明るくないが、青木の西にそびえる丘陵を「西ノ山」と通称し、また青木の北部に「西ノ山」という字がある。そして八幡山は、西ノ山(丘陵)のことらしい。

つまり、古くは現在地の北方、字西ノ山あたりの西ノ山(丘陵)の中で祀られていた、ということか。・・・まぎらわしい。

創祀に関して同書は、「青木ハ元庄名ヲ八幡庄ト云フ」「庄名社号ヨリ出ヅルヲ見レバ創立ノ古キ得テ知ルベシ」と載せる。

ただ手もとの史料に、青木を「八幡庄」と呼んだ跡は見つからない。青木一円をそう呼んだのか、はたまた一部だったのか。それとも通称だったのか。このあたりは判然としない。

なお、境内に元禄年間の石造物が残る。遷座した(はずの)宝永よりも古い。旧地より運んだか、あるいは遷座時期が違っているのか。

他の史料に目を移すと、江戸後期の『駿河記』は「十頭森八幡宮」、『駿河志料』も「八幡社 十頭森と云」と載せている。印象的な社名であるが、「十頭森」の由来は残念ながら伝えられていない。

明治中期の『皇國地誌』は「八幡社」と載せ、境内規模を15間×29間、面積1反3畝28歩と紹介。大正期の『富丘村誌』では境内418坪となり、そこに1丈5寸×8尺7寸の鳥居、4間×2間半の拝殿、2間四方の雨覆、1尺5寸×1尺2寸の本殿があった。氏子は130戸。

その後、いつしか境内は荒れ、御神体も行方知れずになってしまったという。そこで平成6年、再建奉賛会を結成。鶴岡八幡宮より分霊を新たに勧請し、同年10月16日、遷座祭を斎行した。さらに同11年、新社殿が落成。こんにちの景観を整えた。

平成11年に新社殿落成

JR西富士宮駅から北へおよそ3km。県道白糸富士宮線(184号)のバス停「坂下」そば、水田がめだつ農業地域の家並みに紛れて鎮座している。日なたが広がる境内には、いくばくかの遊具のほか、地区の集会所を併設。地域コミュニティの中心にあるらしい。

社頭のみ立木が茂り、木陰に赤い鳥居がたつ。その周囲には石灯籠や題目塔、幟台、記念碑、墓碑などが、陽気につられて生えたつくしように並んでいる。うち灯籠1基と題目塔2基は、元禄年間(1688~1704)奉献となかなか古い。

鳥居
鳥居

鳥居をぬけて砂利の境内をゆくと、右手に新しい手水舎(平成18年奉献)があり、正面の玉垣内に入母屋造の社殿がある。こちらも平成11年落成と新しい。ふと屋根を見上げると、大棟に2羽の鳩。微動もせずに見つめあっている。遊び心におもわずにやり。

社殿
社殿と狛犬
神使
屋根に神使

手水舎の右手には境内社が2社。コンクリート製の基壇上に並んでいる。左の自然石(高さ1m弱)は疱瘡神をまつる疱瘡神社、右の石祠は倉稲魂神をまつる稲荷神社。稲荷神社には「明治拾八年二月初午日」の銘がある。

境内社
境内社
境内風景
鳥居扁額
鳥居扁額
灯籠
元禄12年灯籠
題目塔
元禄の題目塔
社殿
整った社殿
境内風景
境内風景
手水舎
手水舎
狛犬
狛犬
玉垣
玉垣
狛犬
狛犬。平成11年生まれ
社殿
社殿
扁額
社殿扁額
本殿
本殿

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参考文献 由緒碑、駿河記、駿河志料、修訂駿河国新風土記、皇國地誌、富丘村誌、富士郡富丘村誌、富士郡神社銘鑑、岳南朝日、青木区誌、富丘地区史跡散策コース案内書
(フォト最終撮影日:平成24年10月20日)
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