曾比奈 八王子神社
![]() 11月下旬〜12月上旬、イチョウとカエデで鮮やかに彩られる |
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名 称 八王子神社
所 在 静岡県富士市大渕字丸山1695
主 神 八王子神
配 神 菅原道真 元国之狭土命(八衢比賣神・八衢比古神・久那斗神)
創 建 不詳 例 祭 2月21日
敷 地 1,394坪 社 格 旧村社
境 内 山神社2社 備 考 カエデ イチョウ(市保存樹林)
神 徳 痘瘡除けほか
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地名由来になった曾比奈の「はちおっつぁん」
富士市街地から富士山へ向かって県道を北上すると、しだいに畑が広がるのどかな風景に変わり、ついには欝蒼とした山林に突入する。その辺りを八王子本町といい、桧林の一角に氏神である「はちおっつぁん」こと八王子神社が鎮座している。 創祀は未詳ながら古社だと伝わり、多くの説話も口承されてきた。いかにも神社らしい縁起を伝えるのは『大渕村沿革史』で、曰く文徳天皇御代(850〜58)、小野将監が八王子神の霊夢によって清水岩を見つけ、そばに仏体を祀ったことに始まるという。清水岩とは当社の神水「八王子ヶ池」のことで、痘瘡(天然痘)に効験ありと近郷に名高く、また水不足に悩まされた一帯にとって貴重な天然飲料水であった。
桧林に紛れた鳥居をくぐると、苔むした参道がまっすぐ延び、突き当たりを左に曲がると、一段高い場所に社殿がならぶ。普段はもの静かな神社だが、紅葉期は社殿前のカエデとイチョウが染まり、装いを一変。桧林の緑に、折り重なった紅と黄が鮮やかに浮かび上がり、規模こそささやかながら、まこと眼福の景趣だ。 例祭は農閑期の2月21日。戦前は、青年団が木材で作った農具や家庭用品を販売、縁起物として大いに人気を博したという。また、古くは中野の法蔵寺(日蓮宗)と関わりがあったらしく、天保12年(1841)の社殿再建時には同寺28世が板曼荼羅を奉納している。口承された説話にも仏が多く登場、神仏習合時代の祭礼や催事には、僧侶が関わっていたと考えられている。 |
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| 明神鳥居 | 寛政5年銘の灯籠 | 濃緑の参道 |
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| 左に曲がると風景一変 | 社殿前の階段 | 明和2年銘の水盤 |
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| 一間社流造りの本殿 | 本殿の左右に山神社 |
| 参考文献 境内看板、駿河記、駿河志料、郡誌編集資料大淵村、富士郡神社銘鑑、富士市のまつり、富士市の神社、歩く健康づくり一万歩、角川日本地名大辞典 |
| (フォト撮影日:平成18年12月2日、19年12月1日、20年11月30日) |
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