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〔社寺探訪〕平維盛をしのぶ

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平成24年9月1日(土)

9月突入もいまだ暑い。厳しい残暑を避け、日の出から歴史さんぽ。今回の題は平維盛。

通説では那智の沖で入水したとなっているけれど、上稲子では、維盛は駿河国富士郡へ逃れてこの地で没したと伝承されている。現在の墓は、江戸後期に村人が領主松平氏の支援を受けて再建したもの......
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    • 維盛の墓→桜峠→柚野山延命寺→恵日山千光寺→本応山常境寺→廣国山先照寺→岡路八幡宮→富士山本宮浅間大社

富士宮市(旧芝川町)には平家の落人伝説がある。伝説の主人公は平維盛。そんじょそこらの下級武士ではなく、かの平清盛の嫡孫にして、平氏一門の嫡流にあたるゆゆしい将だ。

そう、今年の大河ドラマは「平清盛」。なれば、この繋がりをブログで活用しない手はない。ドラマ放映に合わせて平維盛の伝承地を紹介すべく、現在、鋭意作業をすすめている。

この日は、伝承地の写真撮り直しを目的に、思いつくままぶらぶらと歴史散策した。

平維盛の墓
平維盛の墓

朝一、眠い目をこすりつつ家をでて、まずは平維盛の墓(富士宮市上稲子)へ。午前6時ごろ到着。山あいのため日がとどかず、まだうす暗い時間だった。

平維盛は、平清盛のお孫さん。かなりのイケメンだったらしい。通説では那智の沖で入水したとなっているけれど、上稲子では、維盛は駿河国富士郡へ逃れてこの地で没したと伝承されている。現在の墓は、江戸後期に村人が領主松平氏の支援を受けて再建したもの。

墓は棚田のど真ん中にあり、棚田は「静岡県棚田等十選」認定。今回の訪問は、稲穂が実った棚田風景の撮影が目的だったんだけど、肝心の稲穂はゼロ。刈り取られた後・・・って雰囲気ではなかったから、作付けしなかったのかな。残念。

桜峠
桜峠
柚野の里

次の目的地は上柚野の延命寺。上稲子からだと、桜峠を越えていくことに。この峠、国道なんだけど道幅がせまく、車を慎重に運転せにゃならん。

写真上は平維盛の墓から望む桜峠。下は桜峠から見る柚野の風景。

桜峠の名については諸説あるけど、一説に「維盛が延命寺から稲子に向かった際、桜の杖を刺した」――。とってつけた感がすごいけれど、それはそれで微笑ましくもあり(´∀`)。それだけ維盛さんがこの地で愛されている証に相違ない。

柚野山延命寺
参道の六地蔵
棚田

6時40分ごろ、延命寺(富士宮市上柚野)に到着。こちらは平維盛の父・重盛(つまり清盛の嫡男)が信仰したという伝説のある寺。元暦元年(1184)には維盛が父の牌を納めた――とも。

延命寺は室町期に曹洞宗となり、戦国期は今川氏から朱印地を受け、織田信長からは禁制を与えられている。重盛・維盛伝説は別にしても、なかなか由緒あるお寺なのだ。

ちなみに上柚野をふくむ柚野地域は日蓮宗強勢の土地で、所在する13寺のうち12寺が日蓮系!。残る1寺が延命寺。

延命寺の門前にはうつくしい棚田が広がっている。目にやさしい佳景なり。・・・平維盛の墓でもこういう稲穂風景を期待したんだけどなぁ。なお、条件があえば富士山もばっちり見えるんだけど、この日はややかすんでいた。残念。

恵日山千光寺
入口
仁王像

次に精進川・大倉地区へゆき、曹洞宗千光寺を参詣。7時ちょっとすぎ。こちらは本尊の千手千眼観音が有名で、俗に「大倉の観音さん」。

ここにも平維盛の伝説がある。いわく、駿河国富士郡に落ち延びた維盛は、僧以典(平貞能)と再会し、彼のすすめで当地に草庵を結んだ――。本尊の千手千眼観音は、最澄が唐より持ち帰り比叡山に安置したものといい、のちに重盛・維盛父子が守り本尊としていたものという。

久しぶりの参詣だけど、境内設備は特に変化なし。なお、千光寺はごく小さな寺ながら仁王門があり、小ぶりな仁王像が安置されている。仁王像は、富士地域ではそこそこめずらしい。岩本実相寺(富士市)のそれは市文化財で、あと北山本門寺(富士宮市)とかにもあるけど、総数は少ないと思う。

本応山常境寺
参道

千光寺を辞し、すぐそばの常境寺(日蓮宗)へ。こちらは富士山としだれ桜の撮影スポットで人気のお寺。いまは参道にアサガオが増殖し、足の踏み場もない状態。どうすればいいのだろう。

なんとなく落ち着かない雰囲気で、お参りもそこそこに辞去することにした。あ、常境寺以降の社寺は、維盛さんとは関係ありませぬ。

廣国山先照寺
参道

お次は青見の先照寺(富士宮市大中里)。曹洞宗の古刹である。おそらく富士地域における現存最古の曹洞禅刹・・・だとおもう。

先照寺は応永6年(1399)に開かれ、開基は富士山本宮浅間大社大宮司の富士駿河守成時。以降、浅間大社の大宮司富士氏や公文富士氏の菩提寺として発展した。今川義元や氏真、武田信玄の駿河侵攻後は同氏一族の穴山氏からあつく保護された名刹。

岡路八幡宮
鳥居
鳥居
神像

続いて先照寺そばの丘路八幡宮。じつに4年ぶりの参拝。

・・・その間になにがあったのかは分からないけれど、境内の両部鳥居が無残な姿になっていた(写真上)。写真中は、4年前の丘路八幡宮のすがた。木製鳥居だったから、単に老朽化かな。それとも地震の影響か。界隈で両部鳥居は珍しい存在だったんだけど。

丘路八幡宮を参拝し、次いで境内社の綱敷天満宮も参拝。こちらの神像は、山本勘助の祖父貞久の子孫が享保19年(1734)青見先照寺へ奉納した像。明治期の神仏分離で村持ちとなり、のち丘路八幡宮の境内社になった。

丘路八幡宮を参拝していた最中、富士宮市の広報で防災訓練を失念していたことに気がつく。 (´・д・`)

富士山本宮浅間大社
湧玉

そして午前9時、富士山本宮浅間大社をお参りし、本日の寺社巡りは終了。ちょっと暑かったけれど、いいお参りができた~。ヾ(o´ヮ`)ノ

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