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山宮浅間神社

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名称浅間神社せんげんじんじゃ [通称:山宮浅間神社やまみやせんげんじんじゃ
所在静岡県富士宮市山宮字宮内740
主神木花之佐久夜毘売命
創建伝:垂仁天皇3年(前27)例祭10月19日
敷地1,222坪神紋丸に棕櫚の葉
社格旧村社神徳安産・子宝・火難除けほか
備考浅間大社元末社、市保存樹林、世界文化遺産推薦の構成資産、「史跡富士山」の構成資産(国史跡)
交通JR富士宮駅より北東5.8km 駐車場有
  1. 由緒
  2. 境内概要
  3. 写真
  4. 関連リンク・参考文献

富士山本宮浅間大社の旧跡

丸に棕櫚の葉

富士山を信仰する浅間神社は、富士山本宮浅間大社を総本宮に約1,300社鎮座している。その中で最も古い史跡と考えられているのが、富士山本宮浅間大社の旧跡である山宮浅間神社。浅間信仰を語る上で欠かせない社である。

鎮座から1900年

富士山本宮浅間大社(以下本宮)の起源は古代、噴火を繰り返した富士山の荒ぶる山霊をなだめたことに始まる。

『富士本宮浅間社記』によれば、孝霊天皇御代の富士山噴火により、駿河国は長らく荒廃した。垂仁天皇がこれを憂い、その3年(前27)8月に浅間大神を「山足之地」(山麓の意)に鎮斎したところ、大神の水徳によって噴火が鎮まった。

次ぐ景行天皇の御代、日本武尊が駿河国で野火攻めに遭ったさい、大神の加護で災から逃れた。日本武尊は神恩に報い、大神を山宮へ奉斎した。これが山宮浅間神社の地である。

下って大同元年(806)、平城天皇の勅を受けた坂上田村麿が大宮(富士宮市中心部)に壮大な社殿を造営。山宮から大神を遷し、こんにちの本宮となった。

山宮鎮座1900年祭へ
本宮遷座後

以来、山宮は本宮の神跡として尊ばれ、「里宮」たる本宮に対し、文字通り「山宮」として密接に関わった。

神主は本宮社人の山宮太夫がつとめ、主要祭礼には大宮司以下、本宮の主なる社家・社僧も勤仕。天正5年(1577)『富士大宮御神事帳』や慶安3年(1650)『本宮年中祭礼之次第』によれば、1、3、4、5、9、10、11、12各月に祭礼を行なった。祭礼数は、本宮の数ある摂社・末社のなかで突出している。

中でも重要な祭礼は、本宮から山宮へ祭神が里帰りする「山宮御神幸」。本宮大祭(4月、11月)の前日未刻、神の宿る御鉾を奉じて渡御し、翌丑刻、暗闇のなか燈火を用いずに還御したもの。御鉾は木之行事が左肩にのせて移動、道中休憩をとるさいは「鉾立石」に安置した。明治以降、長らく中絶していた神事だが、平成18年本宮遷座1,200年を記念して再興されている。

鉾立石
鉾立石

寛政2年(1790)11月に寺社奉行へ提出された『本宮及末社間數坪數書上寫』に「山宮村淺間 往古より社無之 社地3,688坪」、同絵図には「山宮神社 本宮ヨリ56丁」と載る。

下って明治初期、旧村社へ列格。また名を「山宮」から「浅間神社」に改め、現在は「山宮浅間神社」と通称されている。

富士山を遥拝、古い信仰形態とどめる

神域は富士山本宮浅間大社の北東6km。本宮と富士山をむすぶ表口登山道(県道180号)ぞいに鎮まっている。境内は「焼石山」と呼ばれる溶岩流跡にあり、深い杉林に覆われ、まこと神寂びている。

社頭の白鳥居をくぐり杉並木をゆくと、今度は朱の鳥居が現れる。平成21年に新設された明神鳥居だ。そこから灯籠つらなる参道を歩き、籠屋をぬけ、奥の石段を上ると、玉垣に囲まれた遥拝所につく。

参道
表参道

磐境と榊(御神木)のみのシンプルな空間。

本殿はなく、神奈備たる富士山そのものを拝し、祭祀を行う。これは古い自然信仰を色濃くとどめたかたちとされる。江戸後期の『駿河記』にも「石壇花表等存する(中略)榊を補て神躰石を安す」とあり、いまと変わらない姿だったことが分かる。

遥拝所
磐境および遥拝所
磐境

ちなみに以前は樹林に視界を妨げられ、肝心の富士山は見られなかった。けれど、先ごろ樹木をはらい眺望を確保。晴れの日は、山林に縁どられた富士山を拝することができる。

遥拝
富士山
富士山を遥拝
境内風景
一の鳥居
一の鳥居。平成21年扁額追加
二の鳥居
二の鳥居。平成21年新設
桜
扁額
二の鳥居扁額
灯籠群
籠屋前に灯籠群
籠屋
神幸のさい神職が参籠した籠屋
表参道
籠屋から望む表参道
社叢
深々とした杉の社叢
参道風景
参道風景
溶岩流跡
溶岩流跡の上に遥拝所
遥拝所
磐境および遥拝所
榊
御神木の榊
磐境
磐境
遥拝所
磐境および遥拝所
富士山
富士山
遥拝所
山宮鎮座1900年祭
富士山
山宮鎮座1900年祭

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参考文献 境内掲示板、駿河記、修訂駿河国新風土記、駿河志料、皇國地誌、北山村地史、淺間文書纂、浅間神社の歴史、大宮町誌、静岡縣富士郡誌、富士郡神社銘鑑、静岡縣神社志、日本社寺大觀神社篇、全国神社名鑑、宮本区誌、富士山南西麓編史跡・史話
(フォト最終撮影日:平成23年3月19日)
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